25: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/21(火) 01:00:22.82 ID:sb64dYF/o
そして再び…その場に居た全員が沈黙に呑まれる中…今度は俺が口を開く。
俺「そうだよな……本当は皆も判ってるんだよな。勝ち目があるような戦いじゃぁ…無いって事を」
ユズ「………………」
皆、見て見ぬ振りをしていた訳じゃ無い…
俺「何だよ惑星サイズの敵って…パワーインフレにも程があるじゃねぇか、無茶苦茶な相手じゃねぇかよ」
レミ「………………」
絶望的な状況だからこそ、そこに希望を見出すべく前に進もうとしていた。
俺「どう考えたって勝ち目なんか無ぇ………力も手段も尽きて、負けるのが目に見えてるような戦いだよなぁ?」
カライモン「…………………」
だが、多分……それも限界だったんだろう。ギリギリまで張り詰めた虚勢が、現実と言う名の重圧を受けて押し潰されてしまった。
ディーティーの言葉は…原因では無く、ただの切っ掛けに過ぎなかったんだろう。
だが…俺もまた、ディーティーと同じ事を言おうとしていた。
一歩間違えば、俺がその切っ掛けになってしまっていたかも知れない。
俺「んでも…………」
ハル「…………」
だからこそ……俺は、こう言わなければいけない。
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