26: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/21(火) 01:01:15.92 ID:sb64dYF/o
「「「「「「「「「「それがどうした!!」」」」」」」」」」」
俺は声を張り上げ、声高らかに叫んだ。
だが…紡がれたその言葉は俺一人の声では無く………
俺「んだよ…ここは俺がキメる所だろ?」
レミ「そうは問屋が卸さないってね。一人だけ格好付けようったってそうは行かないわよ」
カライモン「第一、前置きがあからさま過ぎるのだよ。あんなテレフォンパンチでは、カウンターを打ってくれと言うような物だろう?」
俺「ぐぬっ……ってーかディーティー!何お前までちゃっかり入ってんだよ!?お前はついさっきまで否定派だったろーが!!」
ディーティー「それはそれ、これはこれさ。それに…僕だけで無くハルだって、ちゃっかり一緒になって叫んでたよね。他の皆に至っても…ねぇ?」
ハル「私は…えっと。元々貴方と同じ意見ですし、それに……貴方と一緒に言いたかったので」
俺「ぬ………ならよし!で、他の皆はどうだってんだ!?」
ユズ「うわっ、エコヒイキがパないッスよ!?自分は…その、何か皆が言いそうな雰囲気だったみたいなんで………」
DT「ユズに同じく、だね」
エディー「わたくしめも、この度は空気を読ませて頂きまして…はい」
神風「私は…ここは皆で声を合わせて団結するのが最善かと思ったので」
アラク「よくわ…ヨクワカラナイガ アワセテミタ」
俺「お前ら………途中から何となくな理由ばっかじゃねぇかよ。本当ならこっから続けるセリフもあったっての台無しじゃねぇかよ!!」
カライモン「良いでは無いか。男は細かい事を気にするものでは無いぞ?」
俺「細かくねぇよ!ったく…………んでも、まぁ………」
ハル「何ですか?」
俺「俺一人で叫ぶより…大きな声にはなったよな」
レミ「…………何よそれ。他に言いようがあるんじゃないの?」
俺「るせぇ。良い感じに格好良い言葉が出て来なかったんだよ!」
皆の声で、固く強く紡がれた言葉。その言葉に…俺は、皆の強い絆と……その絆が生み出す可能性を見た気がした。
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