185: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/05/31(水) 23:57:44.37 ID:H2D2u8aZo
●ふりむき
俺「で……戻るにしたって、どう戻れば良いんだ?」
銀髪の男「どうもこうも…今までの手前ぇらしくしてりゃぁ良いんじゃねぇか」
俺「いや、そうじゃなくて方法の事だよ!あの箱持が無くなったせいか、その辺りの見当も付かないんだからな!?」
銀髪の男「あぁ…それか。んじゃぁ……」
と言うなり…男は体の模様を剥離し、ハルとレミが開けた穴の周囲に突き立てる。
そして、突き刺された部分が変色を始め……やがてそこは、大きな渦へと変化していった。
俺「なるほど…この穴を通れば元の階層に戻れるって訳か」
銀髪の男「そー言うこった。あ…んでも気を付けろよ、途中で各階層の壁がある筈だからな」
俺「って、それは残ってんのかよ!!」
銀髪の男「しゃーねぇだろ…こればっかりゃぁ、俺じゃなくて手前ぇ等の問題だ。自分達の手でぶち破って来い!」
俺「あぁ……そー言う事な」
銀髪の男「あぁ、そー言うこった」
俺「ったく…前途多難だぜ」
銀髪の男「ま、何とかなるんじゃねぇか?」
俺「他人事だと思って、気軽に言ってくれんなぁ…」
銀髪の男「実際他人事だしな」
俺「おま……いや、そうだよな。俺の…俺達の手でぶち破って来るとするわ」
銀髪の男「あぁ、何とかして来い」
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