魔法少女ダークストーカー 2スレ目
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170: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/05/16(火) 00:36:17.37 ID:U8irbCpYo
●えんざん

無の核『今見た物は…あくまでウロボロスの記録だ。よく考えて…記録がある物が全てとは限らない』

俺「あぁ…そうか……ウロボロスに関わってない世界もあるよなぁ。ってか、逆に……」

無の核『そう…完全に駆除され…記録を取る事すら出来なかった世界が存在した可能性さえあるんだよ』


俺「あぁ…くそっ。何でこんな基本的な事にさえ頭が回んなかったんだ」

光の核『情報の量が量故に…我等が補助しているとは言え、思考ロジックの展開にも負荷がかかっているのであろう』

無の核『それに加えて…ウロボロスの記録その物に意識や思考が引きずり込まれている可能性もある。充分に注意してくれ』


俺「あぁ、それは判った。んでも…どっちにしろ今のままじゃ、ウロボロスへの対抗策を探しようは無いよなぁ?こっからどうすんだ?」

無の核『なぁに、これも想定の範囲内さ。ここから…ウロボロスの記録を使って、僕達の存在その物をより上位に押し上げるんだ』


俺「……マジか?そんな事が……あ、いや…元々お前はそれを目的に研究してたんだったな」

無の核『そう…それが歪んで君達に迷惑をかけてしまったけれどね』


闇の核『私達も…その歪みを見出してしまったが故に、一つになる事を拒みました』

光の核『だが……今であれば一切の懸念も無い。共に征こう!』


無の核『二人とも………ありがとう』



俺「で……水を差して悪いんだが。どうやって上位の次元に上りゃぁ良いんだ?俺も、その…意識だけの存在になるのか?」


無の核『その点は心配無いよ。キミと言う存在には、あの世界で実際にウロボロスに対処するための媒体として残って貰う事になる』

俺「あぁ…そっか、なら大丈夫か。んじゃ、ここからどうするんだ?」


無の核『現状では…僕達三つの核が基盤になって、ウロボロスの記録を閲覧している訳だけど…それじゃぁ足りなかった。となれば……』

俺「足りない部分を補完……ケートの…虚獣の力を使って演算すれば、それが出来る…って事になるのか?」

無の核『そう、ご名答。補足すると…その段階に入れば、後は同じ要領で幾らでも更に上の階層に上り続ける事が出来る』


俺「成程…な。んじゃぁ、さっさと行くか!」


詰まる所…今までの手順は、あくまで準備段階だったと言う事。

ここから先に控える、本番に向け……俺は踏み込んで行った。


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