161: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/04/25(火) 15:05:10.45 ID:/Xz7vhnao
●かくへん
無の核『こんな……こんな事………嫌だ…認め…たくない!……消えたく………』
消滅を目前に控え、足掻き続ける無の核。
散々やりたい放題やらかして来た末の当然の結果ながらも、その姿には哀れみを禁じ得ない。
が…だからと言って、今更こいつの行いを許す訳にもいかない。
俺「ったく…往生際が悪いにも程があんだろ。お前はもう、完全に俺達に……ん?」
念には念を…相手が無力化されていると判っては居ても、何をしでかすかは判らない。
そう思って、無の核を注視する最中………
―――それは起きた。
俺「んなっ!?」
レミ「な…何これ!?」
無の核から銀色の 何か が溢れ出した。
無の核『そんな…馬鹿な……ボクを…見限った…のか…?ボクは…選ばれ………選ばれ……え?…あ……?』
狼狽する無の核を余所に…形容し難い形状と躍動によりその存在を誇示する、銀色の何か。
一体何が起きているのか…目の前の物は一体何なのか…皆が皆困惑と警戒の表情を浮かべる中……
闇の核『そんな……あれは…』
光の核『あり得ん!奴は…っ』
光と闇の核だけが、確信を持った眼差しでそれを見据え
ケート『………ウロボロス』
……虚獣ケートが、その名前を呟いた。
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