160: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/04/25(火) 14:18:01.90 ID:/Xz7vhnao
俺「まず第一に、それぞれの核の力…ディメンションスレイヤーで虚獣を書き換える事は、世界の崩壊に繋がるって仕組み」
ハル「これにより私達は…虚獣に対しての内部干渉は出来ない、してはいけない…されてはいけないという前提が出来ました」
俺「んで次に、大本命。虚獣からの直接干渉だが…こいつは、神風を操るって言う反則技でそれを回避した訳だ」
レミ「そっか…虚獣が今みたいな行動を取れなかったのって、神風が居たから…予測されて邪魔されるから、実行できなかったって事ね」
ハル「そう…だから、質量による消耗戦に持ち込まざるを得なくなった訳」
俺「でもって最後に…虚獣ケートス戦で、神風が身体を張って地球を守った事で、この前提が崩れた訳だが……」
無の核『…………』
俺「最後の虚獣は、既に顕現を開始しちまっていて…折角の千載一遇のチャンス、神風の不在に付け入る事が出来なかった…と」
レミ「で……後は私達も知っての通り。コイツがアタシ達を出し抜こうとして、嘘を吐いて一人で虚獣の所に向かって…」
俺「焦った無の核が、レミを連れて先回り。奥の手の黒い線を使って、行動を起こされる直前に先手を打った」
ハル「これらの要因のせいで、私たちは…虚獣の力を誤認…いえ、誤解させられて居たんです」
俺「ってのが真相な訳だが……カライモンは、この辺りの事も全部分かってたんだよなぁ?」
カライモン「勿論…無の核の力は既に分析済みだ。まぁ、私にしてみれば造作も無い事だったがね!」
俺「いや、それ悪役のセリフ。ってか、モロにやられフラグ立つから止めようぜ!?」
無の核『ははっ……はっ…なんだよ……だったら…何で……何でこのタイミングなんだ!!』
カライモン「ふむ…少し考えれば判る事なのだが。君がそれを聞くとは、余程余裕が無いようだね」
当然と言えば当然の疑問。ついでに言えば俺も気になっていたその部分を…
半ば呆れ顔になりながらも、カライモンは語り始めた。
カライモン「至極単純な話…一番の問題は、レミ君の安否だよ」
レミ「え?アタシ?」
カライモン「虚獣の力とは言え…レミ君と一体化している状態で、無の核のみを削り取る事が出来るかどうかは未知数だ。となれば…」
レミ「アタシが無の核から解放されるのを待ってたって事!?そんな…アタシなんかと世界を―――」
カライモン「そう言うのは止め給え」
レミ「えっ…あ………ゴメン」
カライモン「では二番目の問題だが…これは、その時点では不確定だった、終焉を齎す方法その物だ」
俺「まぁ、そうだよなぁ…どんなのか判らねぇ以上、下手な事は出来ねぇよな」
カライモン「とは言え、これも想定内…虚獣を巻き込む事も無く、且つ世界の終焉を避けつつ空撃ちさせる事に成功した…と言う訳だ」
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