113: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/09/25(日) 21:32:47.41 ID:j6wkVGJbo
強制離脱した所を見ると、一命こそ取り止めて居るようだが…損傷の具合から考えても、カライモンの即時復帰は見込めない。
いや、それ以前に…例え戻って来れたとしても、根幹を食らう竜の力が通じないのであれば戦力として数えるのも怪しい所。
そしてそれは、同時に………光…闇…光と闇の複合に、光と無の複合…それらの攻撃手段が、全て封じられたと言う事で………
ハル「でしたら……また停滞空間を重ねてレミちゃんの動きを封じましょう」
俺「あぁ、そうだな…隙が無いなら作るしか無ぇよな」
その道筋は必然的に狭まり…正面突破を避けての、脇道からの曲技へと移らざるを得なくなる。
俺とハルは、再びレミに向けて停滞空間を形成し…その動きを阻害。
先の攻撃でも成功を収めた、黄金パターンで…今度は黒い線を避けつつ、再び4本の腕に斬りかかり…その一本を屠るに至った訳だが……
俺「嘘………だろ?」
レミ「悪いけど…停滞空間は、次からは効かないわよ。もう…諦めて」
腕の一本を奪った代償は……損傷によるハルの強制離脱と、俺の身体の微塵切りだった。
以前の…完全にダークチェイサー化していない俺だったならば、今の攻撃で確実に死んでいた。
と言うか…今の状態であっても、受けたダーメージは決して小さくは無く……
更に言うならば、レミの言葉はハッタリでは無く…間違い無く本気。
何度となく繰り返した平行線の会話の末に、業を煮やしたレミが…本気で俺達を排除しにかかって来ている。
それを思い知り、固唾を呑む中で……
レミは、残った三本の腕を束ねて背中から足元に回し…それぞれの手が、再び頭と…4本の足を形成。
3つの頭を持った…犬のような物に姿を変えた。
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