10: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2016/06/19(日) 22:26:19.44 ID:qA82S3wZo
●ばくはつ
ユズ「な……何事ッスか!?」
ハル「……爆発…?まさか、虚獣の攻撃で彼が…!?」
俺『あぁ、いや…驚かせちまって悪ぃな。今のは俺の攻撃だ』
レミ『攻撃って…一体何したの?!アンタの攻撃レパートリーに、あんなの無かったわよね?!』
俺『今まで使った事ぁ無かったけど、試してみたかったのがあったんだよ。とは言っても…思ったような効果は出せなかったけどな』
カライモン『効果が出なかった理由は……虚獣の組織構成が原因かね?』
俺『……何に失敗したかをすっ飛ばして、何で失敗したかを聞くんだな』
カライモン『そんな物、君の趣向と結果を照らし合わせれば推測も難しく無い。大方、あの人型虚獣を反転して本体もろとも爆破しようとしたのだろう?』
俺『…………』
カライモン『図星のようだね。それで、失敗の原因は何だったのだね?』
俺『……さっき言われた通り、虚獣の組織構成だ』
カライモン『反転に対する耐性を、予め持たれていた…あるいは…まさか、虚獣その物が反物質で構成されて居たと言うのかね?』
俺『いや、そうじゃ無くてだな…虚獣はそもそも、普通の物質構成と違うんだ。そこに存在してるけど、存在するための条件をすっ飛ばしてるって言うか…』
カライモン『無理に説明しようとしなくても良いので、結論だけ言い給え』
俺『まぁ、つまり…反転させようにも元が無いから、無理矢理変換しようとしたんだが…そしたら何故か表面だけ変換出来て、あぁなっちまったんだよ』
カライモン『表面にしか干渉出来なかった。いや…逆を言えば、表面には干渉出来たと言うべき…なのか?』
ユズ「…カライモンさんが二人居るみたいで、チンプンカンプン…ッス。先輩達は言ってる事判るッスか?」
レミ「原因はともかく、何をしようとしてどうなったか…って所までならね」
ハル「私も…レミちゃんと同じくらいの理解度かな」
カライモン「と……雑談に入っている所を悪いが、そろそろ戦闘準備に準備に入ってくれ給え。彼一人では危なくなって来たようだ」
ハル「………え?」
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