勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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147: ◆3VOBH3KJAk
2016/07/28(木) 00:42:55.90 ID://rGN1y40
イシス勇者「渇きの、壷かぁ……初めて聞く名前だ」
イシス魔法使い「それがあれば水を干上がらせる事ができるのね?」
スー勇者「はい。ある程度の水なら、その壷が飲み込んでくれるです」
ポルトガ勇者「すげえ話だな……!それ、スーに行けば貸して貰えるか?」
スー勇者「……」
ポルトガ勇者「おい、スーの字?」
スー勇者「……ないです」
勇者「え?」
スー勇者「もう、スーには……渇きの壷はないです」
ポルトガ勇者「……そりゃどういうこった?」
スー勇者「……――今は、エジンベアにあります」
「「「……!!!」」」
ホビット「……ああ、そういう事なのか……」
勇者「え?え?どういう事?」
ポルトガ勇者「勇者お前マジでいってんの?」
勇者「えっ、ごめん」
ホビット「昼過ぎの座学でもっと厳しく色んな事を詰め込むべきだったね……」
勇者「ひいい」
イシス戦士「座学もホビット殿に師事しているのか」
勇者「う、うん……いや、今はそれより」
スー勇者「私の村は、昔、エジンベアに戦争で負けました」
勇者「――……」
スー勇者「その時に、私達は……いろんな物資と、捕虜と……秘宝を差し出しました」
イシス勇者「……『同士大戦』の時だね」
スー勇者「……」コク
勇者「………………そうなんだ……」
スー勇者「で、でもっ、命は皆平気でしたしっ、今もスーは残ってるですっ!」
イシス僧侶「そうは言っても、暴れ川は?渇きの壷が無ければ……」
スー勇者「……それも、先祖様たちは、別の方法で乗り越えたです」
スー勇者「もう、スーの皆も、誰も恨んでないです!へいきですっ!」
イシス勇者「……ん、ありがとう。話してくれて」
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