八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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485: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/12(土) 23:41:58.00 ID:P+l3VGEy0



凛「…………ねぇ」



向かいに立っていた凛は俺の近くまで歩いてくると、隣に立ち、ふと事務所を見上げた。

俺も、それに習う。



凛「もう、いなくなったりしないんだよね」



こっちを見ずに、そう問いかけてくる凛。



八幡「なんだ、俺がいなくてもトップアイドルを目指すんじゃなかったのか?」

凛「もう、またそうやってひねた言い方をする…」



拗ねたようなその物言い。

自分でも悪いと思うが、これが俺なんでね。諦めてくれ。



凛「これはただの確認だよ」



そう言って、凛は強気に笑ってみせる。



凛「私は私がなりたいから、トップアイドルを目指す。一人でも、走り続ける覚悟はある。……けど」

八幡「…………」

凛「……あなたが隣にいてくれれば、きっともっともっと、遠くまで行けると思うんだ」



そう言う凛の瞳は、キラキラと輝いている。

まだ見ぬ景色を見通すように、輝きの向こう側を、見定めるように。





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