八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/12(土) 23:39:38.03 ID:P+l3VGEy0
× × ×
事務所の外へ出てみれば、気持ちの言い風が吹いていた。
朝出た時は早過ぎて気付かなかったが、今日はどうやら快晴みたいだな。気温も丁度良いし、仕事初日としては最高と言える。
まぁ、もう既に半日以上は終わってしまったんだが。
事務所の前に立ち、ぼーっと空を眺めながら待つ。
輝子はそろそろ来るとか言ってたが、辺りに人影は無いし、特に誰か来る様子も無い。
っていうか今更だが、来るのってのはあいつのことで良いんだよな? 宅配便とかじゃないよね?
八幡「…………」
……しかし、こうして事務所の前に立っていると思い出すな。
あれは最初の最初、初めてここへやって来た時。
今もしてるこのネクタイを見てニヤついてる時に、あいつに見られたんだっけ。あん時は、まさかその女の子が俺の担当アイドルになるなんて思いもしなかったな。
思わず、笑みが零れる。
本当に、懐かしいーー
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