八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/12(土) 23:31:40.50 ID:P+l3VGEy0
× × ×
蘭子「フゥーーーハッハッハァーー!!!」
八幡「絶好調だなお前……」
会うや否や、キレッキレの動きでポーズを決める蘭子。
しかし、その距離は何故だか遠い。
八幡「なぁ、なんでそんな離れて……」
蘭子「ちょっ、少々待て眷属よ! それ以上は、その、とにかく寄るなっ!」
八幡「…………」
ズザザーっと、すかさずポーズを取りながら後ずさる蘭子。
え、なに、どゆこと?
八幡「……そんなに俺と近寄りたくないか」
蘭子「えっ!? あ、いや、そういう意味じゃ、なくて…」
八幡「じゃあどうしたってんだ」
何か納得のいく理由を教えてくれないと、俺体臭キツいのかな? とか、もしかして近いだけで不快なの? とか、普通に傷ついて今夜枕を濡らすことになる。久々だな……昔はよくあった。あったのかよ。
蘭子「え、えっと、その…」
八幡「…………」
蘭子「いざ久しぶりに会うと……何を話せばいいのか、分からなくて……」
恥ずかしそうに、震える声でそう言う蘭子。
よくよく見てみれば、その大仰なポーズは顔を隠すようにしているだけにも見える。耳赤いし。
どうやら、絶好調に見えたのは俺の勘違いだったらしい。
だから、俺はこう言ってやったのさ。
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