八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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449: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/12(土) 23:18:51.17 ID:P+l3VGEy0



小町「なーにやってんの。お兄ちゃん」



声に振り返ると、そこには廊下から部屋の中を覗き込んでいる小町。
その格好は寝間着のままで、眠たげに目を擦っている。もしかして起こしちまったか。



八幡「おう。ちょっとヒマだったんで、部屋の片付けをとでも思ってな」

小町「……朝の5時に?」

八幡「朝の5時に」



外からはチュンチュンと鳥のさえずりが聞こえ、窓を見れば空は未だ薄ら暗い。ようやく白んできたと言ったところだ。



小町「……緊張して早く起きちゃったんだね」

八幡「別にそういうわけじゃない。ただ……」

小町「ただ?」

八幡「なんだか寝付けなくて色々してたら、いつの間にか朝だっただけだ」

小町「めっちゃ緊張してるよそれ」



ですよねー
いや、だって、仕方が無いだろ? 今日ばっかりは。

俺が口を尖らせていると、そんな様子を見て小町は呆れたように笑う。



小町「……それじゃ、朝ご飯用意するから」

八幡「いやいいぞ、そんな俺に合わせなくても」

小町「もう起きちゃったし。それに、何かしてないと落ち着かないんでしょ?」



どこまでも見透かされたかのようなその台詞。さすが、長年俺の妹をやっているだけある。
ここは、お言葉に甘えておこう。





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