八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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439: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/11(金) 23:02:22.69 ID:JnIiLH7j0



彼……というのは、もう言うまでもないね。

来てくれるかどうかは分からなかったけど、それでも、この晴れ舞台を見てほしいという思いはあった。
無理強いはしたくないし、連絡も特にしていない。チケットが送られても、向こうからも何か返事が来ることは今日まで無かった。



ちひろ「……彼のことです。きっと、どこかで見てますよ」



微笑みながら、ちひろさんはそう言う。



凛「大丈夫だよ」

ちひろ「え?」



たとえあの人が来ていなくても、それでも私がすることは変わらない。
今は隣にいなくても、全力で私は駆け抜けるだけだから。



凛「あの人がどこにいたって、私は歌うし……全力でアイドルをやるよ」



どこかで、今日も私を信じて待ってくれていると、そう信じてるから。



ちひろ「……そうですか」



ちひろさんは最初目を丸くしていたが、その後微笑んで言ってくれる。



ちひろ「彼が残したものは……こうして、今も輝いているんですね」

凛「……まぁ、良くないものも色々と残していった気もするけどね」

ちひろ「それは確かに」



言って、お互い声を出して笑う。

……本当、ただでいなくならないんだから、あの人は。





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