八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/11(金) 22:58:46.64 ID:JnIiLH7j0
こういうライブは何度経験しても慣れるなんてことはない。しかも今日は756プロとの合同ライブ。平気なんてことはなく、強がっているだけだよ。
輝子「でもその割には、最初のレッスンの時、啖呵切ってたよな……」
凛「あ、あれは啖呵とかじゃないから!」
思わず反論してしまう。
いや、確かに追いつくとか追い抜くとか、そんなことを美希(と765プロアイドル)の前で言ったけど、あれは別にそういうつもりじゃなくてね?
しかし輝子は、分かった分かった、みたいなしたり顔で頷くのみ。絶対分かってないでしょ。
凛「……そう言えば、レッスン二日目の時は輝子もいたんだったね。みんなしてばっちり聞いてるんだから…」
輝子「フフ……私、存在感が薄いから……」
凛「ああいや、そういう意味で言ったんじゃなくてね?」
というか、ある意味じゃとてつもない存在感を放ってる気がするけど。
特にライブなんかはそう。その誰もの目を引く存在感に、私も負けてられないと常に思っている。……まぁ、気恥ずかしくて本人には言えてないけど。
凛「……別にあの時の話を聞かれたのは良いんだけどさ。でも、やっぱりちょっと恥ずかしいね」
輝子「なんでだ……?」
凛「だって、結局は私の独りよがりな思いだからね。アイドルの答えとして良いとは言えないでしょ?」
私がそう言うと、輝子は「ふむ……」と頷くようにする。
輝子「……確かに、”アイドルとして”は良くないかもな」
凛「うっ……思ったよりハッキリ言うね…」
輝子「ただ……」
凛「?」
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