八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/11(金) 22:57:47.78 ID:JnIiLH7j0
ただ少し出歩いて疲れたので、私は座って待つことにする。その内誰か来るだろう。
凛「ふぅ……」
「ステージ、どうだった……?」
凛「ひぁっ!?」
どこからかの突然の声に、椅子ごと倒れそうになるくらい驚く。び、びっくりした……
凛「……輝子。またそんな所にいたの?」
輝子「フヒヒ……落ち着くから」
控え室の机の下、そこを覗けば、思った通り輝子がいた。アイドル衣装で。
っていうか、他にほとんど人がいないのに入る意味はあるのかな……落ち着くんなら良いけどね。
凛「ステージならもう準備万端だったよ。そろそろ開場じゃないかな」
輝子「そ、そうか……いよいよ、だな……」
ぷるぷると、緊張しているのか肩を振るわせる輝子。
でも、不思議と表情に陰りは見えない。むしろ、目をギラつかせているようにすら見える。
凛「……楽しみ?」
輝子「うん。……こんな大きなステージ、立てるとは、思わなかったから……」
凛「ふふ、そっか」
そうやって笑えるなら、きっと大丈夫だね。
なんだか、輝子がとても頼もしく思えた。
輝子「……凛ちゃんは、やっぱり平気そう、だな…」
凛「そんなことないよ。これでも緊張してる」
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