八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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421: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/11(金) 22:37:56.49 ID:JnIiLH7j0



その台詞で、今度は逆に私が意表を突かれた。
私が驚いているのが伝わったのか、天海さんは少しおかしそうに笑って言う。



春香「だって凛ちゃん、そういう顔してるから」

凛「……なに、そういう顔って」



私も、つられて笑ってしまった。

そうだよ。
私の気持ちなんて、もうとっくに決まってる。


一頻り笑ったあと、天海さんはやけに嬉しそうに話す。



春香「凛ちゃん、やっと敬語とってくれたね」

凛「えっ……あ、すいません!」

春香「ううん、いいの。私はそっちの方が嬉しいな」



また、あの屈託のない笑顔。



凛「でも、先輩に向かってってのは……」

春香「それ以前に、もう友達でしょ?」



そんなことを言う天海さんに一瞬呆気にとられた後、思わず吹き出してしまう。
今日初めて会った後輩に、それ以前に友達だから、とはね。

何となく、あの人と友達と言うのも頷けてしまった。
この何とも言えない押しの強さに翻弄される姿が、目に浮かぶ。



凛「ふふ……」

春香「な、なんで笑うの? 私、変なこと言ったかな?」

凛「……ううん。全然?」



なんだが、無理をするのがバカらしくなった。
本人が良いと言うのであれば、良いのだろう。そう思うことにした。





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