八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/09(水) 03:15:26.40 ID:rz2WyN+/0
凛「き、聞いてたんですか」
伊織「そりゃ、あれだけ普通に喋ってれば聞こえるわよ」
そこまで言われて気付いたが、他のアイドルたちも少し気まずげにこっちを見ている。そうじゃないのは今来た愛梨と蘭子だけだ。
凛「……まぁ、いいですよ。隠すようなことじゃないし、それに…」
伊織「それに?」
凛「星井さんが言ってたことは、私もずっと思っていたことでもあるから」
苦笑しつつそう言うと、水瀬さんは少し驚いたように目を丸くする。
そしてその後、同じように苦笑い。
伊織「アンタも大概面倒そうな性格ね。……プロデューサーとアイドルって似るのかしら」
凛「え?」
伊織「なんでもないわよ」
最後の方が聞こえなかったので聞き返すも、水瀬さんはさっさと行ってしまう。
……765プロのアイドルって、みんな何か含みのある言い方するよね。高槻さん以外。
あの人がファンになる理由が、ちょっと分かった気がする。
その後合同レッスンはつつがなく進み、予定より少し早めに終了した。
今日は顔合わせも兼ねていたので、内容としては軽いものだ。
そして着替えも終わって各々が帰り支度をしてる中、星井さんは「また明日ね」と去り際に言い残し、他の765プロのアイドルたちと一緒に帰っていった。確かに明日もレッスンはある。
……あの言い分じゃ、明日また訊かれるのかな。
デレプロのアイドルたちもそれぞれ帰宅。レッスン前の会話について誰も触れてこなかったのは、私に気を遣ってくれたんだろう。
未央「しぶりーん、早く帰ろー!」
凛「うん。……あ、ごめん。私ちょっと忘れ物しちゃったみたいだから、先行ってて」
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