八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/09(水) 02:59:38.22 ID:rz2WyN+/0
うん、なるほどね。確かにその言い方は分からなくもない。
女の子の夢、とも言われるくらいだし、間違ってはいないと思う。どこか可愛さに対して憧れのようなものを抱いている奈緒にはピッタリな表現かもしれない。
と、納得している人物がもう一人。
加蓮「ふんふん、なるほどなるほど。つまり奈緒は、可愛さの頂点に立てた、と」
奈緒「なっ、いや別に、アタシがそうって言うわけじゃなくてだな……!」
茶化すように言うのは、いつの間にか側で聞いていた加蓮。壁に寄りかかり、その手にはモップを携えている。
加蓮「いやいや、謙遜することないって〜。奈緒は立派なアイドルだし、可愛さの頂点に立ってるとアタシも思うよ♪」
奈緒「〜〜っ! だ、だから、別にアタシのことじゃ……あーもう、だから言いたくなかったんだよ!」
顔を真っ赤にして、ぷいっとそっぽを向く奈緒。慌てて椅子を押さえ直す。そんなに動くと危ないんだけど……
凛「……それじゃあ、加蓮は?」
加蓮「ん? アタシ?」
ニマニマと楽しそうにしている加蓮に、今度は話を振る。なんとなく始めた話題ではあったけど、聞いていたら何だか興味が湧いてきた。
加蓮「そうだなぁ、アタシにとってのアイドルは……うーん……夢、かな?」
凛「夢、か」
加蓮「あ、今なんか普通だなって思ったでしょ?」
凛「えっ、いや、そんなことは……」
ない、とは言い切れない。正直思った。というよりは、ポピュラーな言い回しだな、という感じだけど。
加蓮「アタシにとっては、ちょっと意味合いが違うんだよね。二つあるっていうか」
凛「二つ?」
加蓮「うん。アタシにとっての夢っていうのは、良い意味じゃなかったから」
そう言う加蓮の顔は、先程までと比べ少し儚げなものになる。
どこか哀愁を感じさせるその表情には、私も、そして奈緒も、覚えがあった。
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