八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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392: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/09(水) 02:58:43.56 ID:rz2WyN+/0



奈緒「あん?」

凛「だから、奈緒にとってアイドルは何なのかって、そう訊いてるの」

奈緒「それは……」



言葉を淀む奈緒。その表情は曇っていて……というより、訝しんでいた。



奈緒「……それは、今答えないといけないことか?」



私が押さえる椅子の上で、雑巾を持ちながら。



奈緒「急に真面目なトーンで話かけてくるかと思ったら、まさかそんなどこぞのインタビューみたいな質問をされるとは…」

凛「ごめんごめん、なんか窓の外を見てたら、ふと考えちゃって」

奈緒「そっから連想する時点で謎だよ。……うーん、そうだなぁ」



棚の上を拭きつつ、それでも奈緒は考えてくれている。
なんだかんだ言いつつ、こういう所は素直だよね。



奈緒「私にとっての、アイドルね……」



どこか虚空を見つめるようにしていた奈緒は、そこで腕組みをしたかと思うと、静かに、そして何故だかとても恥ずかしそうに呟いた。



奈緒「……か、可愛さの頂点、かな」

凛「可愛さの、頂点……」





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