八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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377: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:47:18.06 ID:ttV+FyVW0



つまりは、二重のドッキリ。
あえて分かりやすい真実へ導き、その後に更にネタ晴らし。……上手くいったと思ってたんだがな。

ここまでバレちゃあ、いっそ清々しい。



楓「……まぁ、それでもやはり推測だったんですけどね。何も証拠はありませんし、間違っていたら謝れば良いと思って、思わず訊いてみちゃいました」

八幡「じゃあ、莉嘉との勝負の時も確信は無かったわけですね」

楓「半信半疑、くらいですかね。何より、莉嘉ちゃんが演技しているように見えなくて」

八幡「正直そこは俺も驚きました」



莉嘉のあの演技力。真実を知ってる俺からすれば本当に感心してしまった。

ありゃ、将来はマジで女優の道もあるかもな。



八幡「……けど、俺と莉嘉が本当に瓶を割ったことを隠そうとしてるだけだった、とは思わなかったんですか」



何となく、気になっただけの俺の問い。

結果的には楓さんの推理が正しかったわけだが、それでも俺の言った可能性も低くはないと感じたはずだ。
いくら俺の行動が捜査を手伝ってるように見えても、それでも楓さんの言ったように違和感止まり。単純に考えれば、莉嘉が割ってしまったから俺も協力して隠蔽した、そう考えた方が自然だろう。


しかし、楓さんはその問いに、何ともあっけらかんと応える。






楓「思いません。……だって、莉嘉ちゃんも比企谷くんも良い子ですから」






それこそ、思考を放棄するかのように。



楓「ドッキリとかイタズラで隠すならまだしも、割ってしまったことを黙ってるとは思えなかったんです。それに……」

八幡「…………」

楓「比企谷くんなら隠すのを手伝うよりも、一緒に謝るのを手伝いそうですし」

八幡「……どうですかね」



楓さんのその評価が褒めているのかは分からないが、俺がそんな殊勝な行動をとるだろうか。俺、結構普通に悪いことは隠すぞ。

……信じたい奴ほど疑わないといけない時がある、なんて言っておきながら、これだもんな。

まぁ、あの台詞も元々は前に俺が楓さんに言ったものなんだが。今にして思えば何をドヤ顔で俺はそんなこっ恥ずかしいことを言ってたんだ……





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