八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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366: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:33:58.59 ID:ttV+FyVW0



八幡「……まぁ、後で本人たちに訊いてくれ」



莉嘉はぶーぶー言っていたが、こう言うほかあるまい。兵藤さんの件は俺も知らないが、早苗さん……というより輿水案件はさすがに説明するのが憚られる。

しかしそこで莉嘉はやや不満気な顔をつくる。



莉嘉「えー。っていうか、もしかして最終的にアタシが残ったから疑ってるの? 理由ってそれだけ?」

楓「まぁ、正直に言えばそれもあるにはあるけれど……でもそれだけじゃないわ。なにも金田一的推理だけで判断したわけじゃないの」

八幡「あまりそういう敵を作りそうな発言はやめて頂けますか」



ただちょっと鷺沢さんにはウケたらしい。笑ってる。というか、俺と鷺沢さんにしか意味が伝わっていなかった。



楓「ずっと考えていたんです。今回の事件で、一番の謎を」

莉嘉「一番の謎?」

楓「そう。……それは、”動機”です」



動機。

何故、酒を持ち出すなんてことをしたのか。何故、隠すようなことをしているのか。
それは事件が起きてずっと全員が不思議に思っていたことだ。



楓「4人の内2人は未成年でお酒に興味は無さそうですし、残りの2人だってわざわざ独り占めしようなんて考える方たちじゃない……なら、一体何故持ち出したのか」

莉嘉「…………」

楓「最初はイタズラで隠しているのかとも思ったんです。ですがそれにしては長く引っぱり過ぎだし、これだけ探しているのに見つからないのもおかしい……」



そこで、何故か楓さんは俺の方をチラッと見る。



楓「でも、前に比企谷くんと話していて気付いたんです」

八幡「俺と?」

楓「ええ。”不可抗力による行動”……つまり、何か”隠さなければいけない理由”があったんじゃないかって」



楓さん言っているのは、ペアを作って捜索した時のことだろう。

悪意によった行動ではなく、そうせざるをえない状況。その可能性。



楓「それを考えれば、お酒が探しても見つからない理由も見えてきますよね」

凛「……文香、分かる?」

文香「……いえ、残念ながら…」





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