八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/07(月) 23:08:00.17 ID:ttV+FyVW0
楓「えっと、それじゃ始めたいと思うのだけれど……」
ちらっと、何故か俺の方を見る楓さん。
楓「比企谷くん。ちょっとこっちへ来て貰ってもいいかしら?」
八幡「はい?」
楓「今からするのは、相手がいないと出来ないことだから…」
八幡「…………」
不安だ。めっちゃ不安。一体何をするつもりなんだこの人は……俺解説なんだけどなぁ……
まぁ、ここで渋っても仕方が無いので協力はするが。
横で待機している輿水に念のため視線で許可を求めると、グッと何故かサムズアップ。返答としては非情に分かりやすいが可愛さで言えばマイナスだぞそれ。
ソファから立ち上がり、楓さんの近くへ歩み寄る。
楓「それじゃあ、こちらの方へ」
ふわっと、一瞬とても良い香りがした。
楓さんは近くに来た俺の肩を引き寄せるように手を添え、壁の方へと誘う。いや、自然なエスコート過ぎて焦るっていうか壁……!?
気付いた時に既に遅かった。そのまま導かれるように俺は背を壁に預け、そしてすぐに顔の横を、楓さんの細くも流麗な手が過る。これ……は…………!?
ドンっ
幸子「か、かかか、壁ドンですってぇ!!?」
凛「ていうか顔近くない!?」
女将「お静かにお願いします」
そう、これぞまさに壁ドン。女子の憧れ。ただしイケメンに限る。その筋で有名な、あの壁ドンである。八幡は動揺している。……ってかいやマジで顔近ぇな!
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