八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/07(月) 23:03:53.48 ID:ttV+FyVW0
楓「……その勝負内容というのは?」
幸子「ふふーん、よくぞ訊いてくれました。ズバリ……」
そこで輿水は言葉を切る。大仰に勿体ぶったかと思うと、右手を大きく頭上に掲げ、その後俺たちへと人差し指をさし、犯人はお前だ! と言わんばかりに突き出す。むしろそれはお前がやられそうなポーズなのだが。
そして輿水は、妙に自信満々に言い放った。
幸子「……題して! 『本当にカワイイのは誰か選手権』ですっ!」
八幡「……………」
凛「(プロデューサーが『割と真剣にこいつバカなんじゃないか?』みたいな目で見てる……)」
こいつバカなんじゃないか?
幸子「ルールは簡単です。貴女たち……えー……少年? 探偵団?」
楓「高垣探偵団です」
幸子「失礼。高垣探偵団が一人一人何か『カワイイ行動』をして、それをボクにカワイイと認めさせることが出来れば、貴女たちの勝ちとしましょう!」
八幡「お前のさじ加減ひとつじゃねぇか」
楓「受けて立ちます」
八幡「楓さーーーん!?」
もはや様式美と言っていいかもしれない。
八幡「輿水が絡むとどうしてもバラエティ色が強くなるな……」
幸子「どういう意味ですか!」
ぷんすこと怒っているが言ったままの意味である。っていうか君、絶対自覚あるよね?
幸子「ボクたちはアイドルなんですから、むしろこれ程おあつらえ向きな勝負も無いと思いますけどねぇ」
八幡「……そんなら、もちろんお前もやるんだよな」
幸子「へ?」
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