八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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342: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:02:04.34 ID:ttV+FyVW0



一瞬納得しかけたように見えたがすぐに我に返る。
まぁ、普通に考えてよく分からん展開だよな……俺もよく分からん。さっきは勝負事好きな兵藤さんが相手だったし。そもそも言い出したのはあっちだし。



楓「まぁ良いじゃないですか。要は、幸子ちゃんが勝てば良いんです」

幸子「え、ええー……」

八幡「諦めろ輿水。じゃないと話が進まない」



普通に考えれば輿水がこの勝負を受ける義理は一切無いのだが、そこはそれ、さすがは輿水。盛大な溜め息と共に流れを受け入れたのか、陰鬱な表情で問うてくる。



幸子「……それじゃあちなみに訊きますけど、勝負というのは何をするんですか?」

楓「そうね……例えば」

幸子「例えば?」

楓「甘いもので早食い、とか?」

幸子「そういうのはかな子さん辺りとやってくださいよ!」



完全に今考えたなこの人。白くまでも買ってくる?



楓「そういえば、肝心の勝負内容を考えてなかったわね……」

八幡「さっきは向こうが用意しましたしね」



その結果メダルゲームという相手の得意そうな種目で勝負する事になったのだが……まぁ、勝ったから結果オーライだな。

と、そこで輿水がピーンと何か思いついたようにし、次第にその表情は笑みへと変わっていく。これはまた碌でもないことを考えてるな。



幸子「分かりました。勝負は受けます」

楓「!」

幸子「ただし、勝負内容はボクが考えるというのが条件ですが」



ニヤリと意地の悪そうな笑みを浮かべながら言い放つ輿水。やはりそうくるか。





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