八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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341: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 23:00:53.54 ID:ttV+FyVW0



輿水へ歩み寄り、まるで子供を諭すかのように優しい声音で話しかける楓さん。
……まぁ、14歳と25歳だし実際大人と子供なんだが。



楓「責め立てるつもりもないの。だから安心して頂戴」

幸子「楓さん……」



その言葉に、少しだけ気持ちが揺らいだような表情になる輿水。
しかしすぐに思い直したのか、キュッと口を結び、眉を寄せ、珍しく決意するかのような強ばった顔になる。



幸子「……すいません。嘘をついたことは認めます。……でもやっぱり、本当のことは言えないんです」

八幡「…………」



そこまでか。
一体どんな理由があれば、ここまで口をつぐむというのか。



楓「……そう。どうしても、教えてくれないわけね」

幸子「はい。こればっかりは」

楓「分かりました。…………それじゃあ、勝負をしましょう♪」

幸子「はい。…………はい?」



一転、ポカーンと間抜けな表情になる輿水。正直その反応は正しい。



幸子「へ? え、勝負って……勝負というのはつまり、どういうことですか……?」



輿水幸子は混乱している。頭上にはてなマークが見えるようである。
それに対し、楓さんはとても楽しそうだ。さっきまでの優しい笑顔は何処へ……



楓「さきほど兵藤さんともやってきたんです。私たち高垣探偵団が勝てば、ちゃんと事情を説明して貰う。幸子ちゃんが勝てば、私たちはもう何も訊かない。そういうことです」

幸子「はぁ…………いやどういうことですか!?」





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