八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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340: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/07(月) 22:59:53.22 ID:ttV+FyVW0



明後日の方向を見ながら更に狼狽しまくる輿水。その目は泳ぎに泳いでいた。自分で問い詰めといてなんだがもう少し頑張れ自称・女優。



幸子「……く、暗闇で気付かなかったんじゃ!」

八幡「その時はもう既に明かりついてたよな」

幸子「…………べ、別のルートを通って……!」

八幡「この旅館は上の階に行く階段は一つしかないだろ」

幸子「………………ちょ、ちょっとトイレに寄って…て……」

八幡「そもそもトイレの為に部屋へ行ったんじゃないのか」



発言の旅に縮こまっていく輿水。ここまで語るに落ちまくる奴も珍しい……
ここまでくると、もはや嘘をついてるって言っているようなものだ。



幸子「う、ううう……ボクじゃない、ボクじゃないんです!」

八幡「いや、そう言われてもな……」



せめて宴会場から抜け出した本当の理由を説明してくれれば助かるんだが、それも言いたくないようだし、困ったもんだ。
そんなに苦渋の表情をされると、なんだかこっちが悪い事をしてるような気分になってくる。



凛「……プロデューサー、その辺にしといてあげたら?」

文香「少し、不憫に思えてきました……」



見かねたのか、小さな声で告げてくる凛と鷺沢さん。まさかの高垣探偵団からの助け舟であった。まぁ、気持ちは分からんでもない。さっきまでうろちょろしていた楓さんも若干申し訳なさそうだ。



幸子「う、うう……」

楓「……ごめんなさい、幸子ちゃん」

幸子「楓さん……?」

楓「確かに私たちはあなたの証言を疑ってはいるけれど、それでも、貴女の事を犯人だとは思っていないわ。そこだけは信じて」





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