八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/07/30(日) 22:33:36.39 ID:GkWVUZ420
レナ「……やるわね。私の完敗だわ」
苦笑する兵藤さん。この展開はさすがに予想外だっただろうな……
レナ「結構本気でやったんだけどね……でも、負けは負け。約束通り話すわ」
楓「!」
レナ「何故、携帯電話を取りに行ったなんて嘘をついたか……」
兵藤さんのその言葉で、場に緊張が走る。
そうだ。なんかゲームに夢中になってたおかげで忘れそうだったが、元々これはそういう理由で始めた勝負だった。別にただ遊んでいたわけではない。わけではないんだ。
レナ「本当はあの時、急いで部屋に戻らないといけない用事があったのよ」
楓「用事、と言いますと?」
レナ「…………」
八幡「……?」
兵藤さんは何故かチラッと俺の方を見ると、とても言いにくそうに言い淀む。
その表情は何と言うか、恥ずかしそう……?
レナ「楓さん。ちょっと……」
楓「?」
ちょいちょいと手招きし、楓さんを近くに呼ぶ。
他の者へ聴こえないようにと、耳元で口を隠しながら囁くそれは、いわゆる耳打ち。
レナ「……………」
楓「はい?」
レナ「だ、だから………………ったのよ……」
楓「……ああ!」
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