八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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321: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/07/30(日) 22:27:53.09 ID:GkWVUZ420



凛「あんまりゲームセンターとか来たこと無いし、初めてやったんだけど……結構難しいものだね」



と、そうは言いつつ下手ではない。もう少しでジャックポットのチャンスだ。こういう妙に要領が良い所は凛らしいな……性格はどちらかと言えば不器用な方なのに。



八幡「そういや、楓さんは何してるんだ」

凛「さっき、あっちのパチンコ台の方で見かけたけど……」

八幡「その台詞だけだとかなり嫌なパワーワードだな」



でも楓さんだったらパチ屋にいてもそんなに驚かない気もする……いやでもやっぱり嫌だわ。



凛「あ、戻ってきたよ」



凛の視線の先を見ると、こちらへ歩いてくる楓さんがいた。持ってるカップの中身は見えないが、その表情は妙に上機嫌に見える。

もしや、これは良い結果が……?



楓「……私の戦いは、ここまでのようです」

凛「こっちも早い!?」



やっぱりだった……こんなに分かりやすい展開があっただろうか。いや、全く全然人のことは言えないんだけどな。



楓「おかしいわね。最初は調子が良かったんだけれど、いつの間にか空になっていたの」

凛「……どこかで聞いたような台詞だね」



凛の視線が痛い。と、とりあえず口笛を吹いて誤摩化しとこう。

そして例によって凛から楓さんへ十枚譲渡。今度は助手のお世話になる探偵の姿がそこにはあった。





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