八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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32: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/07(火) 00:58:49.34 ID:J34r1N8z0



八幡「俺がスカウトした子は番組へ出演させてくれる……そういう約束でしたから。ですよね社長?」

社長「うむ。確かにそう言った」



苦笑しつつ頷く社長。

まぁ、昨日の時点で社長には確認して了承は得てあるけどな。元々ライラが出れない事は良く思っていなかったようだし(そもそも社長がスカウトしてきたし)、何とか引き受けてくれた。



常務「そんな屁理屈で……!」

八幡「実際、問題なんてありますか? 現役組と違って、候補生組には経験なんていらないですし。むしろ無い方が良いまである」



アイドルとしての活動があまり出来ていなかったからこそのこの手段。まぁ、実際は別に辞める手続きも特にしてないし、候補生側として出演する事になったってだけなんだがな。

だが、これでライラが出演するのに弊害は無くなった。



八幡「これでも、まだ反対するつもりですか?」



俺は常務へそう問いかける。

彼は重苦しい表情ではあったが、しかし、やがて熟考するかのように一度目を閉じる。



常務「……番組へ出演する資格があるのであれば、私は異を唱えるつもりはない」

八幡「…………」

常務「話は以上でしょうか?」





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