八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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317: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/07/30(日) 22:23:31.05 ID:GkWVUZ420



ジッと、それからお互いを見つめながら黙ってしまう二人。
なんというか、まるでドラマのワンシーンのようだ。さすがは現役アイドル、絵になる。……実際はただの酒を取っただ取らないだの残念なやり取りなのだが。

そしてどれくらいの間があっただろう。先に口を開いたのは兵藤さんだった。



レナ「……そうね、それじゃあ、一つ勝負をしましょうか」



その表情は、まさに不適な笑みと言ったところ。挑発的とも言える。



楓「勝負?」

レナ「ええ。こうなるんじゃないかと思って、この場所へ呼んだの」



そう言って、兵藤さんはゲームコーナーの奥へと進んで行ってしまう。
慌てて後を追う俺たちだったが、その先にあったのは……なるほど、そういうことか。



レナ「もしも私に勝つことができたら、潔く理由を説明するわ」



キラキラと光輝く筐体に、ジャラジャラと音を鳴らす無数のメダル。
回転するルーレット、弾かれる銀色の玉……

所謂メダルコーナー。そうだった。兵藤レナさん、この人は”元ディーラー”。

であれば、この場所にいるのはむしろ自然だとも言える。



レナ「簡単なゲームコーナーではあるけど、それでも、勝負をつけるには充分ね」



そう言って銀色に輝くメダルを弾き玩ぶ姿は、なんとも様になる。

……しかし、まさかの展開。よもや勝負をする流れになるとは思わなんだ。
何と言うか、コナン君で言う所のシリアス回じゃなくて少年探偵団の回だった、みたいな。……いやこの例えも大分謎だな。



楓「ふむ……なるほど」



そして隣を見れば、腕を組み思案する楓さん。一応忠告しておくか。



八幡「楓さん。相手はあの兵藤さんです。そこの所をよく考えてくださいよ」

楓「受けて立ちます」

八幡「楓さん今の俺の話聞いてましたか何で即答なんですか話聞いてませんでしたかよく考えてくださいって言いましたよね俺」





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