八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/02/14(火) 01:51:35.21 ID:VNrjHIkh0
*
ゆっくりと歩みを進める。
もうすっかり夕暮れ時だ。遠くの空を見れば、微かに星空が見える。今日は天気が良かったからきっと奇麗だろうな。
八幡「……はぁ」
なんだか、どっと疲れた。
たまの休日だし、今日はゆっくりするはずだったんだがな。なんだかんだで下手したら仕事よりも活動したかもしれない。自業自得……で片付けるのはさすがにもう嫌だ。
だがまぁ、次でたぶん最後だ。
最後の最後に、もうひとイベント。
八幡「……どうしたんだ。急に呼び出して」
歩みを止め、少し先に立つ少女へと問いかける。
店の前で待っていた少女は、俺の担当アイドル。そして傍らには、その愛犬。
凛「ん。何となく、ね。迷惑だった?」
ハナコを抱え上げ、こちらへ笑顔を見せる凛。
八幡「……若干」
凛「もう。そこは少しくらい見栄を張ったら?」
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