八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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265: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/02/14(火) 01:45:45.80 ID:VNrjHIkh0



八幡「どうしたんすか」

ちひろ「いえ。……制服姿の比企谷くんが、新鮮だなーと」



ちひろさんのその言葉に最初は何をと思ったが、言われてみれば確かにな。
よく考えてみれば、制服を着て事務所へ来たのは初めてかもしれない。



ちひろ「そうですよね、比企谷くんも学生なんですよね。変に大人びてるから時々忘れちゃいそうになりますね」

八幡「変には余計です」

ちひろ「無駄に大人びてるから」

八幡「悪化してます」



なんかこの人どんどん俺に遠慮無くなってない? いやこの人に限んないんだけどさ。最近事務所のカーストでもどんどん下へ向かっているように感じる……アイドル怖い……



「コーヒーはいかがですか?」

八幡「え? あ、どうも」



そこで割って入る甘ったるい声。急な申し出に、思わず背筋を伸ばす。これがプロデューサー経験によって培われた脊髄反射である。

コーヒーを淹れてくれたのは、何故かメイド服を着用しているポニーテールの女……の子。

ご存知我らがウサミン星のアイドル、安部菜々……さんである。



菜々「ちひろさんもどうぞ♪」

ちひろ「あ、すいません菜々さん! 私が淹れて貰ってしまって……」

菜々「良いんですよ! ちひろさんも休憩中くらいはゆっくりしてください」



なんとも和やかなやりとり。
……ちひろさんの呼び方はセーフなんだな。



菜々「砂糖とミルクはいりますか?」

八幡「すいません。頂きます」



軽く会釈して、少し多めに貰う。やっぱコーヒーは甘くないとね。うん。
しかし菜々さんは俺の言い方が気に入らなかったのか、眉をムッとつり上げ(かわいい)、抗議するかのように言ってくる。



菜々「もう、比企谷くんったら。同い年なんだから、敬語じゃなくたって良いんですよ?」

八幡「は、ははは」





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