八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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261: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/02/14(火) 01:40:14.65 ID:VNrjHIkh0



雪ノ下「成る程。……つまりは野次馬ね」



その言葉で、自然と眉をよせてしまう。

確かに変態発言と共に俺がプロデューサーである事は公表したが、まさか凛が有名になった事でここまで俺に興味が注がれるとは思ってみなかった。

クラスの奴らの視線や囁きなんてまだ良い。休み時間になれば更に多くの喧騒が廊下から聞こえてくる。調子に乗ってどうでもいい話をふっかけてくる奴も中にはいた。まぁガン無視したんだが。



八幡「もううるせぇこと。あんなに始業のチャイムが嬉しく感じた事はねぇよ」



寄ってたかって、何が楽しいんだか。しかも一目見たら勝手にあんなもんかと鼻で笑って去るんだからそういう奴が一番腹立つ。凛の前でやったら小指折るからな?



八幡「しかも、最後の休み時間とかあいつも来たからな……」

由比ヶ浜「ああ、なおちんね」



そう、奈緒だ奈緒。なんであいつ来るかなー。しかも特に用事も無くダベりに来ただけって……君アイドルの自覚ある? いや、なんか休み時間にダベるって普通の友達っぽくて、ほんのちょっと、ほーーんのちょっとだけ嬉しかったけど、アイドルよ君?

……あれ、もしかして占いの“まさかの出会い”ってこの事か? 憧れの人どころか割と普段会う人なんですが。やっぱラッキーじゃねぇ。



由比ヶ浜「でも凄かったねー。なおちんが来たら途端にざわつきが増えたもん」

八幡「そら増えるわな」

由比ヶ浜「それでいて普通にヒッキーに話しかけるんだもん」

八幡「……そら気も遣うわな」



あまりに気にしてなかったもんだから思わず小声で注意したけど、あいつは何の気無しに「ん? ああ、もう慣れたよ」って言うんだもんよ。そらお前はアイドルだからそうかもしれんけど、俺は慣れてねーんだっつーの!



雪ノ下「流石に同情に値するわね。半分くらいは」

八幡「残りの半分は何なんだよ」

雪ノ下「三割は変態発言による自業自得。二割は因果応報ね」

八幡「それ殆ど同じ意味なんですが」



あるいは、身から出た錆とも言う。





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