八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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26: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/07(火) 00:50:45.31 ID:J34r1N8z0



甘え、と彼は言っていた。


確かに甘いんだろうな。社長の言うように、仕事がほしいのは皆一緒だ。続けられないからアイドルを辞めるというのは、何も不自然な事ではない。競争率の高いこの業界では尚更の事。

もしも俺がライラという少女と知り合わなければ、きっと気にも留めなかっただろうし、情が移ったんだろうと言われれば、何も否定できない。

だからきっと、常務の言う事は正しい。


だから。


だから俺は、このまま見過ごせば良いんだろうか。



八幡「…………」



ふと、隣に誰かが座る気配を感じる。

座った拍子に少しだけ舞う長い髪から、ふわりと花の香りがした。






凛「それで?」






彼女は、俺の担当アイドル、渋谷凛は、






凛「プロデューサーは、どうしたいの?」






俺の目を真っ直ぐに見て、問いかける。



八幡「……一応、策、みたいなものはある」

凛「あるんだ。……まぁ、どうせいつもみたいな感じなんだろうけど」

八幡「否定できんな」





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