八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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23: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/07(火) 00:47:09.16 ID:J34r1N8z0



ずん、と。その言葉がのしかかる。

元々低い彼の声が、更に重く、俺へと投げかけられた。



常務「そんな個人の私情を仕事に持ち込むわけにはいかない。降板は変わらん」

八幡「なっ……」



俺が思わず絶句すると、そこで社長が見咎めたのか割って入る。



社長「待ちたまえ。もう少し詳しく話を聞いてからでも…」

常務「彼女を現役アイドルとして出すには技量不足と言わざるを得ません。リスクも高い。既に企画会議で取り決めた内容を変更するのは難しいかと思います」

八幡「いや、だからって……!



俺が抗議しようとするも、常務は更に鋭い眼光で俺を射抜く。



常務「所詮は企画で雇われている半人前のプロデューサーが、口を挟むんじゃない」

八幡「――ッ」



それを、今言うか?

自分で言うのは良いが、人に言われと、思わずカチンとくる。



八幡「……関係ねぇだろ」

常務「なに?」

八幡「あんたがふざけた事ぬかすから、それはおかしいって言ってんだ。俺の事は関係ねぇだろ」




ギロリと、思わず俺も睨み返す。

上司とはいえ、そんな横暴を認めるわけにはいかない。
あいつの事をよく知りもしない奴が、そんな勝手な判断をして良い筈がねぇだろ。

しばしの間、無言の膠着状態が続く。


その沈黙を破ったのは社長だった。





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