八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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22: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/07(火) 00:45:37.66 ID:J34r1N8z0



常務の言い分に理解出来る事もあったのか、考え込む社長。

ちょっと待て。ライラを、今回の企画から降ろすだと?


あいつは、初めてテレビに出演出来ると言っていた。それが、今回俺がスカウトを任されていた番組の事だった……?

そして、もしもそれが上手くいかなければ、あいつはアイドルを辞めるかもしれないと、そう言っていた。


それなのに、出演すら、出来ない……?

そんなのは、そんなのはあまりにも酷じゃないのか。彼女の折角のチャンスを、奪い取っていいのか?




良いわけが、無いだろ。






八幡「……待ってください」






思わず、声を出す。

二人の視線が俺に向けられる。ここで黙って見過ごすわけには、いかなかった。



八幡「ライラを今回仕事から外すって……その、考え直してくれないっすか?」

社長「比企谷くん……?」

常務「…………」



社長は怪訝そうな表情を浮かべるが、常務は変わらず無表情なまま。だが、その目は俺に向けられたままだ。彼はまだ、俺の言葉を待っている。



八幡「あいつとは知り合い……って程でもないんすけど、聞いたんです。今回の企画にかけてるって」

常務「…………」

八幡「生活が苦しいみたいで、もしも企画がダメだったら、アイドルを辞めるかもしれないって。だから、せめて出演だけでも…」

常務「甘えだな」

八幡「っ!」





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