八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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208: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/09/12(月) 03:37:16.71 ID:I3XVCApU0



八幡「…………」

文香「…………」



しかし、アレだな。気まずい。全く会話が無い。

別に無理に話す必要は無いんだろうが、それにしたって会話が無い。お互い積極的に話かけるタイプでも無いので、まーー静かな事。段々俺の事嫌いなんじゃないかと不安になってきた。

だが、それでも俺は別に頑張って話そうとはしない。気まずいのは落ち着かないが、それでも沈黙が嫌いなわけではないからな。



八幡「次の部屋へ行きますか」

文香「はい」



そんなこんなで、無駄に手間取る事も無く実にスピーディに俺たちは捜索を終わらせた。まさかこんなに早く終わるとは思ってなかったので手持ち無沙汰になるくらいだ。ってか時間が余った。



八幡「……凛たちはもう少しかかるそうなんで、待っててほしいとの事です」



凛からの返信メールを見つつ、鷺沢さんにそう伝える。
場所は二階の最奥にある談話室。アンティーク調のソファに、三つ程自販機が並んでいる。もちろんここも含めてチェックしたが、やはりというか二階にも武蔵は無かった。



文香「では、ここで少しの間……一休み致しましょうか」

八幡「そうですね」



同意はしたものの、鷺沢さんが座ろうとしないので何となく座り辛い。これはアレだな、俺が先に座らないとこの人も座らない感じのアレだな。たまにいる。こういう凄く気を遣ってくれる人。

お先にどうぞと譲ろうかとも思ったが、どうせお互い譲り合う未来が見えるので先に座らせて貰う。程なくして、鷺沢さんも一人分くらい空けて隣に座った。良かった。真っ正面にでも座られたら色々困る所だ。





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