八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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207: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/09/12(月) 03:36:39.77 ID:I3XVCApU0



文香「一応、見て回れる所は全てチェックしましたが……収穫と言えるものはありませんでした」

楓「そう。……とりあえず、午後の部を始めましょうか。終わったら夕食の後、また比企谷くんの部屋で打ち合わせをしましょう」

八幡「今何かサラッととんでもないこと言いませんでした?」



聞こえていないのか、楓さんは俺の問いを完全スルー。いや聞こえてないわけねーだろ!
マジか……また今日も飲み会が繰り広げられるのか……いよいよ他の大人組も参加してきそうで怖い。



楓「それじゃ、午後も張り切っていきましょう♪」

凛・文香「「お、お〜……」



やっぱり俺は言わない。


午後の捜査の分け方としては、俺と鷺沢さんペアが二階の調査。凛と楓さんペアが三階の調査といった感じ。午前と同じく二人一組でのお互い監視しつつの捜索だ。

……まぁ、早苗さんが単独で調査してる時点であまり必要も無い気もするがな。



文香「では、捜索を始めましょうか……」

八幡「ええ」



廊下を進み、201と書かれた扉の前に立つ。

撮影の為に旅館を貸し切るにあたって、基本的に全ての部屋の鍵は空いている。午前の時点で凛と鷺沢さんが事情を話して許可を貰っていたので、各部屋の捜索も問題は無い。あるとすればそれはかなり面倒くさいという事ぐらいである。しゃーなしだな。


扉を開け、部屋の中へ入る。
クローゼットを開け、風呂場も確認し、冷蔵庫、引き出し、ベッドの下までくまなく探した。



八幡「……無さそうですね」

文香「はい……」

八幡「次の部屋へ行きますか」



201の部屋を出て、今度は202の部屋へ。
同じように、そこも捜索。



文香「……ありませんね」

八幡「……次へ行きましょうか」

文香「ええ……」



202の部屋も出る。そして203へ。
繰り返し、ただただ黙々と探すのみ。





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