八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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18: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/07(火) 00:37:03.94 ID:J34r1N8z0



ライラ「今度、初めてテレビ出演するかもしれないのでございますよ」

八幡「っ! そうなのか?」

ライラ「はい。それがダメだったら、辞めるかもしれません」

八幡「…………」

ライラ「だから、お仕事を頑張って、アイドルをやりたいのです」



頑張って、アイドルに。

そんなライラの姿を見ていると、とても懐かしい気持ちを覚える。


まだCDデビューも、テレビ出演も無く、ただただ上を目指していた時期が、俺の担当アイドルにもあった。
彼女は成功する事が出来た。だが、そこに辿り着けるのはほんの一握り。誰もが夢見るそのステージは、あまりにも狭き門。


この異国の少女が目指している頂きはそういう場所で、だが、だからこそ夢に見る。

そんな彼女だからこそ、眩い程に輝かしく、美しい。


……社長も俺も、スカウトしたくなるわけだよ。



八幡「そうか。……頑張れよ」



だから、俺は彼女の行く末を祈ろう。



ライラ「頑張りますです。お家賃とアイスの為にも」

八幡「お家賃とアイス」



このアイス好きで節約家なちょっと変わった異国の少女。

同じ事務所なら、いつか臨時プロデュースをする機会もくるかもしれない。
もしそうなれば、仕方が無い。甘んじて依頼を引き受けるとしよう。


だってきっとその時は、彼女は立派なアイドルになっているはずなのだから。








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