八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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170: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/08/18(木) 01:43:28.64 ID:+yIuGarD0



楓「一応、凛ちゃんたちが旅館の方に持っていってないか確認をしてくれるそうだけど、それも可能性として低いわね」

八幡「この辺に落ちてるよりは高いとは思いますけどね」

楓「ふふ、それは確かに」



少しの間、沈黙がその場を満たす。
さっきまで聞こえていた楓さんの鼻歌も、今は聞こえない。

やがて、今度は楓さんから質問が飛んできた。



楓「比企谷くんは…」

八幡「はい?」

楓「比企谷くんは、誰かが持ち出したと思う?」



チラッと、楓さんに視線を向ける。
彼女はこちらを見ていない。何故か少しだけ安堵して、俺は一つ間をあけて答えた。



八幡「どうですかね。正直、よく分かりません」

楓「そう」

八幡「……ただ」



そこで、ようやく楓さんと目が合う。



八幡「俺としては、動機が気になりますかね」

楓「動機?」

八幡「ええ。だって、莉嘉や輿水からしたら興味なんてきっと無いでしょう?」



あの二人は中学生。もちろんお酒なんて飲めないし、飲みたいとすら思ってないだろう。ってかカクテルとかならまだしも、日本酒に興味を持つ女子中学生なんて嫌だ。





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