八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2016/08/18(木) 01:41:42.93 ID:+yIuGarD0
いちいち言ってくれるな。逆にやる気が減る。
さっきまであんだけやられていたのに、もうこんな元気なんだもんな。こりゃ今日も飲むな……
俺たちは表玄関、エントランス側とは逆の、奥側の方の捜索となる。昨日毛布や懐中電灯を持ってきた倉庫もこっち側だな。
八幡「倉庫は……今は鍵がかかってますね。後で借りに行きますか?」
楓「そうね。……でも、全部見て回ってからの方が良いかもしれないわね。旅館の方に迷惑をかけてしまうし、先に見つかる事に期待しましょう」
俺は首肯し、倉庫はひとまず置いておく事にする。この辺はロッカーとか物置は多いが、勝手に漁ると悪そうだな。何とも探し辛い。
八幡「………」
楓「〜〜♪」
八幡「………楓さん」
楓「? どうかした? 比企谷くん」
キョトンと、楓さんは声をかけた俺の方へと顔を向けてくる。
八幡「さっきの、見つかる事に期待するって台詞ですけど」
楓「ええ」
八幡「……本当に、見つかると思ってますか」
俺は楓さんの方を見ずに、目は辺りを見回しながら、声だけを彼女に向ける。
楓さん「うーん…」と小さく唸ると、同じように探しながら会話を続けた。
楓「……正直、厳しいかな、とは思ってます」
八幡「まぁ、そうですよね…」
あんな状況で、偶然こんな所にお酒が転がり込むわけがない。
どっちかってーとオカルト系だ。安斎より白坂を呼んだ方が良いかもしれない。
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