八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2016/08/18(木) 01:31:23.57 ID:+yIuGarD0
幸子「フフーン、もしかして見蕩れてたんですか? 朝からこんなにカワイイボクを見れるなんて、比企谷さんは幸せ者ですね」
八幡「……まぁ、そうな」
幸子「ええ、そうでしょう!」
八幡「輿水」
幸子「はい?」
八幡「食べカスついてんぞ」
幸子「えぇッ!? 嘘!?」
八幡「ああ。嘘だ」
超・ドヤ顔☆ から一転、アイドルらしからぬ面白顔で焦りまくる輿水。
本当にからかい甲斐があんなコイツ。プロデューサー壷でも買わされないか心配だよ?
「もーう何ですかー!」とプンスコ怒る輿水を放っておいて、俺は誰もいない向かって右側の食膳の列へと向かう。一応昨日と同じ席に座っておくか。
残りの数人とも挨拶を交わし、俺も食べ始める。
八幡「…………美味いな」
ポツリと、思わず声に出た。
白いご飯にみそ汁、焼き魚に漬け物、おひたしに卵焼きと、絵に描いたような朝食メニュー。特段豪勢というわけでもないのに、とても美味しく感じられた。
……というか、最近朝飯が美味いんだよな。
ここの旅館が単純に料理が上手いというのもあるだろうが、働き始めてからというもの、妙に朝飯が美味しく感じる。前は抜いてもさほど気にしないくらいだったのに。
やはり、これも働く事によって生まれたストレスを食で発散してるのだろうか。なんか聞いた事あるからな、食事を摂ると幸せ成分みたいなもんが脳で出るんだっけ? かなりうろ覚えだが。
17からこんなに食に対してありがたみを感じるのもどうなんだと複雑な所だが、まぁ、無頓着よりは良いだろう。
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