八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2016/08/18(木) 01:28:46.18 ID:+yIuGarD0
最低限の貴重品と部屋の鍵を持ち、部屋を出る。向かう先はもちろん朝食会場。
しかし、特に時間指定は無かったが何時頃から捜査を始める気だろうか。やっぱ朝飯食った後か? というか、あの人はちゃんと起きてるのか? 強いとはいえ翌日に持ち越すタイプの人もいるからな。楓さんがどうかは俺は知らないが、二日酔いで延期なんて笑い話にもならない。いやなるか。むしろ語る事が増える。
どうでもいい事をボーッと考えながら歩き、やがて一階の和室へと辿り着いた。
中を除いてみれば……おお、なんつーか分かり易いな。
昨日と全く同じ配置に座っているのは4人。入り口から向かって右側にある食膳の列、そこに鷺沢さん、莉嘉、凛、輿水の未成年組4が揃って座っていた。ってかもう食べてた。
そして向かい側の大人組は……悲しいかな、誰も座っていない。兵藤さんくらいは期待したんだがな。
いや、うん。まだ朝食の時間は終わってないしね。きっとこれから来るよ。うん。
と、謎のフォローを心中で送っていると、一番手前に座っていた輿水が俺に気付く。
幸子「あ、比企谷さん。おはようございます」
特にボケる事のない(普段から本人はボケてるつもりはないだろうが)、ごく普通の挨拶。
しかし俺はちゃんと見ていた。
俺に気付いた後、輿水は口に手を当て、口に含んでいたものを咀嚼し、きちんと飲み込んでから声を発した。
なんというか、品があった。当たり前の事だと思うか? 違うね。そんな当たり前の事を出来る奴が案外少ないんだ。その辺の飲食店で見てみろ。女子中高生なんて平然と口に物入れながらくっちゃべってるぞ。
別にそれが下品だとまでは言わない。俺は別にマナーにうるさい方でもないし、ぶっちゃけ俺もやったりする。俺はそこまで女子に理想を抱いたりはしない。現実を注視してしまう所はあるが。
しかしだからこそ、行儀良く食べる輿水のそんな所が目についた。なんつーか、こいつはこういう素の所で時たま魅力をみせるよな。本人に自覚が無いのが残念極まりない。……いや、そこも含めて魅力なのか?
幸子「比企谷さん?」
八幡「……いや、なんでもない。おはようさん」
返事もせず突っ立ってた俺を不審に思ったのか、怪訝な表情になる輿水。
しかし、朝っぱらからたったあれだけのワンシーンを見てここまで考えるとは、俺もいよいよ気持ち悪いな。これも一週の職業病か?
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