八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2016/06/07(火) 00:31:35.18 ID:J34r1N8z0
これはもしかして、絶好のチャンスではなかろうか?
何でかは知らんが、こいつは今俺の事を怪しもうともせず、話を聞いてくれている。ちょっと抜けている感はあるが、見た所美少女と言って差し支えない容姿だ。制服を来ている事から恐らくは華の女子高生だという事が連想できる。外国人という点も、上手くすれば他の新人たちに差を付けるアドバンテージになるかもしれない。
……いける! これは、もしかしなくてもいけるじゃないか!
今こそ、スカウトのチャンス――ッ!
八幡「…………なぁ、ライラ」
ライラ「なんでございます?」
八幡「これ」
俺はスーツの内ポケットから名刺ケースを取り出し、一枚だけ抜き取って、それをライラに差し出す。
ライラ「……おー」
八幡「改めて、シンデレラプロダクションの比企谷八幡だ」
鼓動が高鳴る。
通報される心配が無いと分かっていても、緊張感はどうしたって拭えない。
さぁ、躊躇わず、言うんだ。
今こそ――
八幡「お、お前こそ良ければ、アイドルに…」
ライラ「ライラさんと同じ事務所でございますですねー」
八幡「そう、同じ事務所に…………え?」
え? なんて?
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