八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2016/06/19(日) 16:37:52.63 ID:8d0eLXFJ0
そうだった。となると、残りは兵藤さん、輿水、莉嘉、そして早苗さんか。……元婦警が一番動機としては怪しいってこれどうなの。
凛「……けど、疑うのってあまり良い気がしないね」
文香「確かに、そうですね。……同じ事務所の仲間…ですから」
ばつが悪そうに言う凛に、同調する鷺沢さん。
まぁ、言いたい事は分かる。たかだか酒が無くなっただけだが、それでも誰かが盗んだじゃないかと疑うのは良い気分じゃないだろう。
しかしそこで、発起人である楓さんは言う。
楓「そうね。……でも、以前私の先生が言っていたわ」
八幡「先生……?」
楓「“信じる事と思考の放棄は別物だ。だから、信じたい奴ほど疑わないといけない時がある”」
うえっ!?
思わず、変な声が出そうになった。いやいやいや、その台詞は……
楓「確かに大切な仲間を疑うのは良くないと思うけれど……信じたいから、やっていないと証明したいから調査する。そういうのもありなんじゃないかしら」
文香「やっていない事を…証明する為に……」
反芻する鷺沢さん。表情を見るに、目から鱗といった感じだ。
しかし、それに対して凛はどこか踏ん切りがつかないように見える。まだ、納得し切れていないという様子。
凛「それも分かるけど、でも……」
楓「でも?」
凛「……それでも私は、どうしたって信じたい人はいると思う。何の根拠も無く、それこそ、思考を放棄しても良いくらいに」
とてもとても真っ直ぐに、凛はそう言い切った。
今度は、俺が目から鱗が落ちるかと思ったよ。
……本当、こいつはハッキリ言ってくれるよな。そこが良いとこなんだが。
そして楓さんはと言うと、こちらも特に否定する事は無く…
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