八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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129: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/19(日) 16:39:34.94 ID:8d0eLXFJ0



楓「そうね。それも間違ってないわね」

凛「へ?」

楓「そう言える凛ちゃんの考えは、とても素敵だと思う」



まさかの切り返しに、逆に拍子抜けの凛。
楓さんも、恐らくはこれで本心なんだろうから敵わないよな。とらえ所の無い人だ。



楓「でも、今回はそこまで真剣に考えなくてもいいんじゃないかしら。私も、残り三日をどう過ごそうか考えて、時間もあるし、折角だから調査してみようかなって、そんな思いつきだったから」

凛「……それってつまり」



ヒマ潰し……とまではさすがに言わないが、まぁ、概ねそんな所だろう。
だが実際、そんな大した事じゃないからなぁ……正直事件とすら呼べない。物が物だけに大騒ぎしてる人はいたけど。



楓「だからそんなに重く考えないで、気楽にやってみましょう?」

凛「は、はぁ」



楓さんは楽しげだが、凛は困惑するばかり。

たぶんここで楽しめるかどうかで人柄が分かるな。本田とかはノリノリで加担しそうだし、島村は……あいつも以外と楽しみそうだな。



鷺沢「それでは…残りの三日で、お酒の行方を私たちで辿る……という事で良いでしょうか」

楓「そうね。見事探し出した暁には、皆で祝杯を上げましょう。武蔵で」

八幡「飲めるの楓さんだけですよ」



まぁ、どうせその時は兵藤さんと早苗さんも一緒だろうがな。仮に二人のどっちかが犯人でも一緒に飲むんだろう。想像つく。



凛「あの四人の内の誰か、か……」

八幡「……けど、確かに気になる事はある」

凛「気になる事?」



凛が疑問符を浮かべ、そして楓さんと、鷺沢さんも俺へと視線を向ける。





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