八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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124: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/19(日) 16:30:28.29 ID:8d0eLXFJ0



楓「それじゃあ早速だけど、ここへ来た理由を話すわね」

八幡「ええ」



俺が返事をすると、楓さんは持って来ていたビニール袋を少し持ち上げ、とても良い笑顔をつくる。



楓「まず一つは、比企谷くんたちと飲み明かしたいなぁ……と思って来たのと」

八幡「………………」

文香「(……比企谷さんが、頭を抱えています…)」

楓「あ。もちろん、比企谷くんたちの分のソフトドリンクも持ってきてるから、安心してね」

八幡「…………………………」

凛「(楓さん、たぶんそういう事じゃないと思うよ……)」



いや、うん。これは予想通り。予想通りだけど、出来れば外れてほしかったなーって。



八幡「……早苗さんと、あと兵藤さんは?」

楓「今は早苗さんの部屋で飲んでるんじゃないかしら。私は用事があると言って抜けてきたけれど」



そうか、そこだけは運が良かったな。あんだけ不貞腐れてたし、部屋に押し掛けてきて更に絡み酒とか目も当てられない。まぁまだ来ないとは限らないのだが。



楓「でも、とりあえずは本題の後ね。二つ目が重要なの」

八幡「……二つで全部ですか」

楓「全部です。……あ、でも三つあるかも…」

八幡「二つでお願いします」



絶対今この人思いつきで言っただろ。ほら、だって舌出したよ今! 
何とも良いように弄ばれてるものだ。この大人の余裕はどことなく陽乃さんを思い出す。全く違うタイプなのにな。不思議だ。



八幡「……それで、その二つ目ってのは?」

楓「ええ。みんな薄々気付いてるかもしれないけれど……」

凛「……もしかして」

楓「剣聖武蔵を、見付けましょう」





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