八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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103: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/13(月) 00:57:10.19 ID:EZXQYtyb0



凛「あれ?」



元の和室へと戻り、襖を開けた凛が声をあげる。



文香「……お帰りなさい」

凛「ただいま。……文香だけ?」



凛の後を追って中を除いてみれば、確かにそこには鷺沢さんしかいない。



凛「他のみんなは?」

文香「それが、電気がついた途端、部屋から飛び出していきまして……」



部屋から飛び出してった? 鷺沢さん以外?
なんでまた……と思っていると、そこに上機嫌に鼻歌を歌いながら一人戻ってくる。



早苗「いや〜危なかったわ。あ、比企谷くんたちお帰りなさい。電気戻って良かったわね!」

八幡「早苗さん。どこ行ってたんすか?」

早苗「もう、そんなの女性に訊く事じゃないわよ? トイレよトイレ。それよりも武蔵を……」



と、どうでもいいとばかりにそそくさとお酒の元へと行ってしまう。あの、一応さっきまで非情事態だったんですが……

まぁ、平気そうなら別に良いか。他のメンバーも同じ理由かもしれないしな。それならば確かに早苗さんが言うように野暮な詮索だ。



八幡「懐中電灯と防寒着は各々で部屋に持ち帰るとして、とりあえずは部屋に置いておきますか」

「ありがとうございます。……こちらの和室のご利用時間は当初の予定通りに?」

八幡「いえ。さすがに申し訳ないんで、飯だけ食べてすぐに各自部屋へ戻ることにします」





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