八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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101: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2016/06/13(月) 00:52:49.29 ID:EZXQYtyb0



声をあげる凛と、キョロキョロと辺りを見回して言う楓さん。

先程まで暗く何も見えなかった廊下が、パッと昼光色の光で明るくなったのである。どうやら無事に予備電源に切り替わったらしい。

ホッ、と。女将さんが安堵したのが分かった。やっぱ旅館側の人間としては気が気じゃなかっただろうな。



八幡「良かったですね」

「ええ。ご心配をおかけしました」

楓「これで飲み会に戻れますね♪」



そっち?



八幡「そんじゃ戻るか」

凛「そうだね。……でも、これはどうするの?」



手に抱える防寒着を見て言う凛。



八幡「まぁこの後も何があるか分からんから、念のため持ってった方が良いかもな」



と、言ってから女将さんに視線を向ける。
よく考えれば、俺が決めていい事ではない。ホテルの備品だし。



「そうですね。お手数ではありますが、格部屋へお持ち帰りして頂く方が宜しいかと思います」

八幡「だ、そうだ」

楓「それじゃ、すぐに戻りましょうか」



凛も頷き、一同は荷物を抱えたまま夕食会場の和室へと戻る事にする。
今頃はあっちも安心している事だろう。

戻る途中、ふと楓さんが思いついたように話し始める。





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